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血圧は体内どこでも同じ値ではない

血管は、場所による血圧値の変化します。心臓に近い動脈ほど高く、遠ざかるほどに低くなります。

脈庄、つまり収縮期(最大)血圧と拡張期(最小)血圧の差も心臓から遠ぐなるほど少なくなり、毛細血管や静脈ではほとんどなくなります。

ふつう血圧という場合には動脈庄のことを意味し、毛細血管の内庄は毛細管庄、静脈の内圧は静脈圧と呼んで、区別します。血圧は体のどことどこが同じで、どことどこがどれぐらい差があるのかを知ることは、病気の診断にも役立ちます。

 

たとえば、上腕と下肢の差が大きすぎしゆくさくるときは大動脈縮窄症という病気が、左右の腕の差が大きいときには大動脈炎症候群が疑われ、次にどんな検査を行ったらよいのかの判断がつくのです。

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